遺言書作成のための準備
遺言書を作成すると決めたとしても、「何から書けば良いのか分からない」という方がほとんどです。
まずは、万が一のことが起きた場合、自分はどうしたいのか、家族にはどうして欲しいのか、といったことを考えることから始めてみましょう。
そして、ある程度のイメージが固まってきたら、遺言書を作成するための具体的な準備にとりかかりましょう。
まずは、万が一のことが起きた場合、自分はどうしたいのか、家族にはどうして欲しいのか、といったことを考えることから始めてみましょう。
そして、ある程度のイメージが固まってきたら、遺言書を作成するための具体的な準備にとりかかりましょう。
1
相続人の調査と「相続関係図」の作成(「人」の確認)
最初に、自分が生まれてから現在までの戸籍謄本と、相続人になる予定の人(推定相続人)の戸籍謄本のすべてを取得します。次に、取得した戸籍謄本から、自分と推定相続人の身分関係を明らかにし、相続関係図を作成します。
2
すベての財産を調査・把握する(「物」の確認)
現金、預貯金のほか、株式などの有価証券・不動産・自動車・宝飾品など、自分が所有しているすべての財産をリストアップします。借金や保証といった「マイナスの財産」も、漏れがないようにきちんと調べておきましょう。
3
財産の分割方法を検討する(「想い」の確認)
誰に・何を・どれだけ分けるべきかといったことを考えましょう。
4
相続税を計算する
財産の分割案をもとに、相続税がどれだけかかるのかを計算します。また、財産の分け方に不公平がないか?といったことも検討してみましょう。
5
遺言書の種類を決める
自分の手で書く「自筆証書遺言」にするのか、公証人に作成を依頼する「公正証書遺言」にするのか、中身を知られずに済む「秘密証書遺言」にするのかを決定します。